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突然の雪に想う 

カーラジオの天気予報から、寒気が関東北部まで覆い、雪になるおそれ…という声が流れてきた。パソコンのピンポイント天気予報で水の里を検索すると、やっぱり雪だるまさんが並んでいる。すぐさまタイヤチェーンの用意をして、その時に備えた。
その日は、朝から青空が広がり、今シーズン最後になるかもしれないキノコ採りに出かけた。村おさ・長さんやお母さんに聞いても、もう誰もキノコを採っている者はいないとのことだった。地元の物産店で栽培物の"クリタケ"が1パック¥1500もするほどだから、いかにキノコが採れないかが窺い知れる。駄目だとわかっていても、採りにいかなければならないのが、"よそ者"のつらいところだ。
天気予報は、その日の午後から雪だるまさんを並べていた。まだ朝方だからなのだろう、空には青空が広がっている。だが、上空から粉雪が舞い落ちてくるから、この時期の山は侮れない。天気予報は、はずれそうもなかった。
雪が積もる前にと、ナラやクリの木の根元を丹念に探ってみる。しばらくするが、影すら見当たらない。結局、今シーズンはこのままキノコは終わってしまうのだろうか?そのまま、しばらく歩いていくと、根元に不自然な塊が目に入った。明らかに木の葉とは違う。期待に胸を膨らませて近づいてみると、黒くなりかけた"クリタケ"だった。少し遅かった。2、3日といったところか。ふと、周りを見渡すと、辺り一面に黒くなった"クリタケ"が横たわっている。
『はあ~っ!!』思わず、深い溜息が口からこぼれた。天然の物を相手にしているのだから、仕方がないのだが、旬を逃がしたキノコを見ると、いつもこの溜息がこぼれてしまう。
結局、この日はビニール袋1/3ほどしか採れず、下山することにした。それもかろうじて、自家用に食べられる程度の代物だ。

青空にも関わらず舞い落ちてきた雪は、いつのまにか姿を消しており、午後になってもその姿を見せることはなかった。ただ、骨に響くような寒さは、いつ雪が降ってもおかしくないほどのものだった。
夕飯を終え、早めに布団に潜りこむと、森のバスの屋根を叩く音が響き出した。あられを床にばらまいたようなその音は、みぞれを意味していた。さすがに、まだ11月。雪予報とはいっても、こんなものだろうとタカをくくったまま深い眠りに落ちた。
空が白み始めていた。通りを走るクルマの音がやけに静かだ。嫌な予感がした。ふと窓の方に目をやる。窓の下1/3ほどが雪に覆われている。『えっ!?』これが正直な気持ちだった。まるで狐にでもつままれたようだ。どうもここのところ、羽鳥湖湖畔で狐を良く見かけると思ったが、まさか本当に化かされるとは…!!
おそる、おそる外をのぞくと、そこは一面、白の世界だった。我が愛車・ハイエース君の屋根には、10cmほどの雪が積もっている。長靴を履いてバスの外に出てみると、それはシーズン前半の水分を多く含んだ雪とは違い、明らかにシーズン真っ只中の本格的な粉雪だった。
ここ数年、こんな感じが続いているが、特に今年は突然、季節が移り変わるように思う。季節の移り変わりがそんなものだから、山菜やキノコが突然に姿を現しては、あっという間にその姿を消してしまうようだ。何度もこの紙面で書いてきたが、やはりもう過去の経験からは計り知れない流れがやってきているようだ。
この時期に、これだけの雪が降っていながら、この冬は暖冬で雪が少ないとの長期予報が気象庁から出されたが、果たしてどうなることやら…。たかだか、明日、あさっての天気予報でさえころころ変わる昨今なのに、とてもじゃないがそんな長期予報は当るとは思えない。
- 高 志 -

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