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光射す方へ 

ようやく福島にも桜前線が到着した。水の里に通うようになってから毎年のことなのだが、自宅周辺の桜が散ってしまったあとも、こうして福島でもういちど満開の桜を愛でられるのだ。
昨年は、震災の影響でゆっくりと、特に瓦屋根が落ちたり、家が傾いたりしている横では、どんなに鮮やかに、健気に花を咲かせてくれても、花を愛でるという気分にはなれなかった。
そんな矢先、物凄いタイミングの良さで、ラジオから『花に興味を抱けるときは、心に余裕がある時なんですと、とある学者さんが教えてくれました』という放送が流れてきた。
昨年、自宅周辺では、敢えて家族で桜を見に行った。もちろん心に余裕があったわけではないが、日夜、壮絶なシーンがテレビから流れてくるなか、子供の心にも相当なストレスがたまっていたに違いない。そんな重い心が、少しでも軽くなればと花見に行った。でもそれは、子供もそうだが、つまりは自分がそうなりたいと思ったにすぎないのだが・・・。
奇跡的に、水の里は被害を受けなかったのだが、それでも水の里の桜をゆっくりと愛でることはなかった。残念ではあったが、あの時、僕には水の里の桜を受け入れる余裕がなかったようだ。
それから時が過ぎ、山肌をパステルカラーが覆い、やがて鮮やかな紅葉の季節を迎え、そして白一色の世界に包まれても、心穏やかに過ごす事ができないでいると思っていたのだが、今、こうして福島の桜を、1年前とは違って、愛でることができているのだから、知らず知らずのうちに、少しは心に余裕がでてきたようだ。

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