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みなさんの思いとともに 

『お水は儲かってしょうがねぇ~べぇ~!!』水の里の村人が声をかけてきた。
『何を言ってるんですか、風評被害でお客さんは減る一方ですよ!?』
『何でだい?ここの水は平気だべ!!』
『そうなんですけど、福島の水というだけで駄目なんですよ』
『水も駄目かい?こっちは米も駄目で、去年の秋に収穫してんのに持ってくんなだもんな、困ったもんだよ』
とある心理学者が言っていたが、人は本当に困ると笑みを浮かべるらしい。当然、僕らも苦笑するしかなかった。
それでも、である。予想していたよりも、はるかに少なかった。場合によっては、半数くらいはキャンセルがあるのではとの危惧さえあった。これだけ、後から後から人の心を不安にさせるような情報が流されては、数値を出して大丈夫だと言われても、心底信用できないのが現状である。僕だって、実際に水の里に行くまでは不安で仕方がなかった。
そんな状況下で、この水を信頼し、当てにしてくれ、励ましの言葉さえ戴いていることに、心から感謝致します。実際、水の里では土壌検査でも通常と変わらないことから、田植えの準備が進められています。でも、村人たちの本音は、『作っても売れないんだよな』なのですが、それでも『何もしないわけにはいかね~べ!!』なのです。

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こういう時だからこそ  

 3月はあまり好きではないという人の話を聞いた。学生時代では、卒業シーズンとなり、クラスメート達との別れがあり、社会人となると、年度末という日本独特の風習のなかで、年末とは違った理不尽なほどの慌しさに、心身ともに追い詰められてしまうというのである。それに加えて、厄介な花粉症なるものも心の平穏を害するのだから、次第に弥生が嫌いになっていく気持ちもわからなくもない。
 水の里での3月を思うと、すべての景色がモノトーンであった雪の世界から、少しずつ色が増していき、ごそごそと虫達が動きだす季節なのだ。それでも、時折思い出したように強烈な寒波に見舞われ、まだ春は先だよと戒められる。そんな季節の変わり目が、水の里の3月なのだ。
 今年の3月も、上旬まではその流れに沿って、時は移ろいでいた。3・11までは。
 あの日、いつもの流れならば、水の里に行く予定であった。だが、前の日から何だか無性に行きたくなかった。無理にでもその理由をさがそうと思えば、地元・江ノ島で春の“のっこみ”といわれる“クロダイ”が釣れ始めるシーズンを迎えつつあるという情報が入ってきたくらいだが、当日にはその釣りにも行きたくなかったのだ。虫のしらせとは、まさにこのことなのだろうか。

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