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我が家の春景色(2) 

すっかり油断をしていた。暗闇せまる羽鳥湖畔の林道で、クルマのヘッドライトに反射して無数の虫が飛んでいるようだった。『やけに、虫が多いな!?』当初は、本気でそう思っていた。しばらくしても、その思いは変わらなかった。林道から国道に変わった辺りにある気温表示板に示された数字の左側に、-の記号が点灯されているのを確認したころから、ようやく虫ではないことに気づかされた。
 思い込みというのは恐ろしいものだ。これが、3月であったならば、なんの疑いもなく雪だと思っていたのだろう。それが、4月も下旬。桜も散り始めたころということで、雪は虫へと認識されてしまうのだから・・・。
 この原稿を書きながら、ラジオから流れてきた交通情報にギョッとした。東北自動車道、白河ICから郡山ICが雪のため通行止めになっているという。いったいどのくらい雪が降っているのだろうか。これが1日ずれていたら、大変な目にあっているところであった。
 ただでさえ寒いのだから、この文章くらいは暖かくしたいので、前回に引き続き我が家の春景色パート2をお届けしたいと思う。

 さて春の陽射しがたっぷりと降り注いだ暖かい日、伸にとっては忘れられない一日となった。我が家に飾られている魚拓を筆頭に、数匹黒鯛を釣り上げているが、どれも伸が一緒に釣りに行っていないときに僕が釣り上げたもので、伸は実際に黒鯛との攻防を目にしておらず、釣り上げられた獲物だけを目にしていただけであった。
 釣り座を構え、大物がかかったときのために使用する玉網を用意しながら、『今日は、この玉網が使えますように!』と伸とふたり、願いを込めた。伸が好きなTVで活躍する釣り人がするのと同じように、海に向かって『今日もよろしくお願いします!阿部伸です!!』と宣言して竿を振る。自分で考えて作った仕掛けにじっと集中して、魚からのあたりを待つ伸。だが、この時期は季節の変わり目で水温が安定せず、なかなか釣果が上がらないものだ。魚からのわずかな反応に、急いであわせを入れるも針がかりせず、そのたび『あ~!!』と悔しさの声を上げている。

 そのときだった。僕のウキが、静かにゆっくりと海底へ沈んでいったのだ。すかさず、あわせを入れる。なんともいえない重い感触が竿を伝わってくる。『伸、でかいぞ!!』と玉網の用意をさせる。しばしの格闘の末、魚が浮き上がってきた。伸は『ボラじゃない!?』と叫んでいたが、白い腹を一回転させるとそれが黒鯛だと認識できた。『お~、黒鯛だっ!!』と興奮した伸は手にした玉網に力が入る。海面まで浮かび上がった黒鯛を玉網に入れるだけの段になって、伸が慌てだした。『どうしよう、どうしよう!!』となかなか玉網に入れられない。それでも、何度目かのトライでようやく網のなかに黒鯛が入ると、『やった~!!』と雄たけびを上げた。
 
自分が釣り上げたわけではないが、それでも実際に黒鯛との格闘を目にし、自分の持つ玉網に黒鯛を入れるという経験に興奮していた。釣り上がった黒鯛を磯の上で眺めながら、『すっげ~』と上機嫌である。写真を撮るかと尋ねると、『うん、おれが釣ったんじゃないけどね!?』と少しおどけながら、ぎこちない仕草で黒鯛を持って嬉しそうに笑っていた。
 さすが“いきものがかり”だけあって、もちろん自分で釣るにこしたことはないが、僕が釣っても同じように喜べるのは、伸の長所であって感心させられる。この辺りは、伸に見習わなければと思うのだが、なかなかうまいくいかない。
 子供から学ぶことは多い。一緒に遊んでいるだけで、いろいろな発見をさせてくれる。僕らは子供達に何かを与えられているのだろうか?そんな意識などせずとも、子供達は勝手に何かを感じ取っているのだろう。まずは、子供達と一緒に遊ぶことに全力をつくそう!!
                          - 高 志 -

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我が家の春景色 

桜の開花とともに、冬服ともおさらばだと浮かれ気分でいたのだが、まんまと当てがはずれてしまった。桜の花と同じように、朝晩は身体を震わせている。それにしても、もう3月も終わり新年度がスタートするという頃になって、箱根や御殿場で積雪があるなんて、初冬の長期予報から照らし合わせても、想像すらできなかった。そんなことだから、もちろん羽鳥湖スキー場のHPによる道路状況でも、冠雪だの圧雪だのという文字がおどり、相変わらず肩の力を抜くことができないでいる。
近年の温暖化で、入学式の頃に桜の花が残っていることじたい久しぶりだが、汐里の中学校入学式には、見事な満開のなかで迎えられそうである。古い人間なのか、入学式というといまだに桜の花が舞い散るなか行なわれるというイメージを持っている。我が母校である小学校を卒業し、我が母校である中学校に入学する際に、イメージ通りの桜のなかでとり行なわれるのは、なんとも感慨深いものだ。中学校生活に慣れる頃には、もう高校受験のことを考えなければならなくなるほど、今まで以上に慌しい日々を送ることになると思うが、毎日を悔いなく精一杯過してもらいたい。
それより早く、末っ子の進が保育園に入園する。臨時保育でお世話になっていたため、本人はまるで進級するかのような感覚でいるようだが、この3月初め、一度は正規保育から漏れてからの追加的入園となったため、文(あや)は地獄から天国へ一気に掛けあがった反応を示していた。 正規保育見送りの通知を受け取った際のあの落ち込み様といったら、今となっては笑い種だ。

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