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ふきのとうの叫び 

慌しく駆け巡った湘南-桜上水-水の里のルートも、早いもので今年最後となった。水の里は、11月下旬に1度雪が降って積もったが、その後のポカポカとした小春日和に雪は融かされ姿を消した。こういう時は朝夕の路面凍結が深刻で、すでに羽鳥湖脇の急カーブで軽自動車が大破したということだ。ヘッドライトを必要とする暗闇の中なら、反射して路面がキラキラと光ることもあるが、日が昇ってからでは一見すると他の路面状況とは全く変わらないため、突然のスリップとなってしまう。
この時期の水の里は、あさ8時半頃お日様が顔を出し、午後2時前には山に隠れてしまう。そして4時を過ぎると外灯に灯りがともる。そんなサイクルだから、水を汲む時間は極端に短くなってしまう。だからといって、水を汲める本数も少なくなるかといえば、さにあらず。他の季節と違って、山からの収穫物が無いので水汲みに専念するしかなく、逆にきのこや山菜の季節に比べて、1日に汲める本数は増えている。

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山都の地で 

いよいよ師も慌しく走る季節となってしまった。街は、クリスマスムードで一色だが、こちらはその先を見据えた門松作りの準備である。今までは、桜上水と辻堂の2セットを作っていたが、今年はSHOP"Organic Nana"の分もある。竹の調達もさることながら、藁の準備が最大の懸念材料となった。昨年までは、森のバス前にある田んぼの農家さんからお裾分けしてもらっていたが、それだけでは足りそうも無い。さらには、大半が収穫時にバインダーで藁を細かく粉砕してしまうご時世である。水の里近辺でも、あまり藁を見かけなくなってしまった。
そんな矢先、ふと"とし君"のことを思い出した。以前に、オフィス七菜の仕事を手伝ってくれ、その後、北会津の山都で農業を学んでおり、ある期間"ラ・ラビアータ"にコラムを書いてくれていたあの"とし君"である。久しぶりに連絡をしてみると、相変わらずの元気な声が返ってきた。ただ、やはり"とし君"のところにも藁はないらしい。それでも知り合いの農家さんに当ってみるとのことだった。こちらも、いろいろと探ってみたが、やはり収穫前に言ってくれればどうにかなったが…という返答であった。
さて、どうしたものか、少量でも田んぼの脇に積んである藁を一件、一件お願いしてまわってみようかと思案にふけっていたら、"とし君"から手配できたとの連絡がきた。雪が積もる前に行ったほうが良いと、さっそくクルマを飛ばす。水の里と山都。同じ会津でありながら、片や南会津、片や北会津である。走行距離を測ってみたら、70kmも離れていた。桜上水と辻堂間が約50kmだ。毎夏、水の里から佐渡に向かう道中、国道49号線を走っていると、標識で山都という文字を見るにつけ、"とし君"はこっちの方にいるのかと思っていたが、実際に向かってみると結構時間がかかるもので、ゆうに1時間を要した。首都圏に比べて通行量の少ない会津で1時間だから、いかに遠いかが伺える。国道49号線から山都方向に県道を入るが、その手前の標識には新潟まで100kmと出ていた。

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突然の雪に想う 

カーラジオの天気予報から、寒気が関東北部まで覆い、雪になるおそれ…という声が流れてきた。パソコンのピンポイント天気予報で水の里を検索すると、やっぱり雪だるまさんが並んでいる。すぐさまタイヤチェーンの用意をして、その時に備えた。
その日は、朝から青空が広がり、今シーズン最後になるかもしれないキノコ採りに出かけた。村おさ・長さんやお母さんに聞いても、もう誰もキノコを採っている者はいないとのことだった。地元の物産店で栽培物の"クリタケ"が1パック¥1500もするほどだから、いかにキノコが採れないかが窺い知れる。駄目だとわかっていても、採りにいかなければならないのが、"よそ者"のつらいところだ。
天気予報は、その日の午後から雪だるまさんを並べていた。まだ朝方だからなのだろう、空には青空が広がっている。だが、上空から粉雪が舞い落ちてくるから、この時期の山は侮れない。天気予報は、はずれそうもなかった。
雪が積もる前にと、ナラやクリの木の根元を丹念に探ってみる。しばらくするが、影すら見当たらない。結局、今シーズンはこのままキノコは終わってしまうのだろうか?そのまま、しばらく歩いていくと、根元に不自然な塊が目に入った。明らかに木の葉とは違う。期待に胸を膨らませて近づいてみると、黒くなりかけた"クリタケ"だった。少し遅かった。2、3日といったところか。ふと、周りを見渡すと、辺り一面に黒くなった"クリタケ"が横たわっている。
『はあ~っ!!』思わず、深い溜息が口からこぼれた。天然の物を相手にしているのだから、仕方がないのだが、旬を逃がしたキノコを見ると、いつもこの溜息がこぼれてしまう。
結局、この日はビニール袋1/3ほどしか採れず、下山することにした。それもかろうじて、自家用に食べられる程度の代物だ。

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