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突然の雪に想う 

カーラジオの天気予報から、寒気が関東北部まで覆い、雪になるおそれ…という声が流れてきた。パソコンのピンポイント天気予報で水の里を検索すると、やっぱり雪だるまさんが並んでいる。すぐさまタイヤチェーンの用意をして、その時に備えた。
その日は、朝から青空が広がり、今シーズン最後になるかもしれないキノコ採りに出かけた。村おさ・長さんやお母さんに聞いても、もう誰もキノコを採っている者はいないとのことだった。地元の物産店で栽培物の"クリタケ"が1パック¥1500もするほどだから、いかにキノコが採れないかが窺い知れる。駄目だとわかっていても、採りにいかなければならないのが、"よそ者"のつらいところだ。
天気予報は、その日の午後から雪だるまさんを並べていた。まだ朝方だからなのだろう、空には青空が広がっている。だが、上空から粉雪が舞い落ちてくるから、この時期の山は侮れない。天気予報は、はずれそうもなかった。
雪が積もる前にと、ナラやクリの木の根元を丹念に探ってみる。しばらくするが、影すら見当たらない。結局、今シーズンはこのままキノコは終わってしまうのだろうか?そのまま、しばらく歩いていくと、根元に不自然な塊が目に入った。明らかに木の葉とは違う。期待に胸を膨らませて近づいてみると、黒くなりかけた"クリタケ"だった。少し遅かった。2、3日といったところか。ふと、周りを見渡すと、辺り一面に黒くなった"クリタケ"が横たわっている。
『はあ~っ!!』思わず、深い溜息が口からこぼれた。天然の物を相手にしているのだから、仕方がないのだが、旬を逃がしたキノコを見ると、いつもこの溜息がこぼれてしまう。
結局、この日はビニール袋1/3ほどしか採れず、下山することにした。それもかろうじて、自家用に食べられる程度の代物だ。

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ただ、がむしゃらに… 

たった1週間しか経っていないのに…。
山からきのこが消えた。前回のお水取りの時には、あんなに威勢良く飛び出したきのこが全く姿を消してしまった。いつもよりも2週間ほど早く出たきのこに、村おさ・長さんやお母さんも『まだ、早生のきのこだから、今年はまだまだ出るよ!!』と期待していたのに、どうなってしまったのか?
雨が降らないから?それも、一因だろう。
温暖化のせい?たしかに、山はまだ青く、紅葉にはまだまだの状態だ。
この状況下で、山師も姿を消した。いつもなら、あちこちに停まっているクルマが、今はない。そして、村おさ・長さんもじっと状況を見守っている。出ないときに慌てふためいて、あっちこっち歩き回っても、無いものは無いと腹をくくっている。
運動会の振替休日を利用して、子供たちも期待して山に来たのに、全くの肩透かしだ。
それにしても、山師の動きは見事と言うしかない。趣味で、何か採れれば良いという者たちとは明らかに違う。無駄が無いというか、何か特殊なスコープできのこの状況をつぶさに把握しているかのようだ。
でも、こちらにはそんな便利なものは持ち合わせてはいない。きのこが出るまでと悠長に構えていられる時間もない。駄目だとはわかっていても、それでもがむしゃらに山に入るしかないのだ。
この間、クマに襲われたという夫婦が村おさ・長さんのお店に駆け込んできたそうだ。黒っぽい犬がうろちょろしているなと思ったらどうやら小熊だったようで、その後を猛然と母熊が襲いかかってきたそうだ。運良く、近くの林道に出たところで母熊があきらめてくれ、大事には至らなかったらしいが、そこは毎年子供たちと一緒にきのこ採りに出かけるポイントでもあり、他人事ではない思いだ。

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地団駄 

山菜採りも一段落したこの時期、来るきのこの季節に向けて鋭気を養うのだが、『栃木の方では"ちたけ"が盛んだぞ!?』と言った報が流れてきた。この"ちたけ"、正式には"ちちたけ"と言って、特に栃木ではこの"ちたけ"からダシをとったうどんやそばが大人気なのである。"ちたけ"そのものはボソボソとした食感で、お世辞にも美味しいとは言えないのだが、ダシにするには最高のきのこらしい。山のお母さんの弟さんである"ひさし"さんが、『阿部ちゃん、水なんて汲んでいる場合じゃないぞ!!』とけしかけてきた。こちらは、佐渡から帰ってくるまではきのこの時期じゃないとタカをくくっていたものだから、ビニール袋に入った数本の"ちたけ"を見せられてただただ唖然とするばかりだった。
それでもダシをとるだけじゃな~といった、なんとも乗りきれない複雑な心境が心を支配していたのだが、村おさ・長さんのお店にやってきたとある山師が"あいたけ"を手土産に持ってきたのには心を大きく揺り動かされた。どちらかというと、この"あいたけ"も夏きのこに数えられるのだが、良いダシが出るうえ、クセがないのでバター炒めなどにも合うらしい。ダシなどの原型がなくなるものとは違い。きのこそのものを楽しめるとあっては、身体が疼くというものだ。

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